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 北海道森町のJR函館線森駅―石倉駅間で起きた貨物列車の脱線事故について、JR北海道は、事故が起きたレールの復旧作業を終え、19日の始発から通常ダイヤで運行を再開すると18日発表した。貨物列車の運行も再開される。事故の原因については、レールがさびていたために何らかの原因で壊れ、脱線につながったとみている。

 「非常に不可解。会社発足以来、初めてのケースだ」。18日に開いた会見で、JR北の島村昭志・常務取締役鉄道事業本部長は首をかしげた。

 事故が起きた鷲ノ木道路踏切では、上下線で計4本あるレールのうち、下り線(札幌方面)の右側のレールだけが約4㍍にわたり大きく壊れ、無くなっている部分もあった。ほかのレールに異常はなかったという。

 JR北によると、レールは車輪を載せる「頭部」、底の「底部」、二つをつなぐ「腹部」でできている。腹部は、新品のレールだと太さが15㍉メートルあるというが、今回の事故で粉砕したレール付近は3㍉メートルに劣化していた。さびも複数、確認されたという。

 粉砕した部分では、さびがさ…

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